無愛想な一匹狼?!



『……。
とりあえず傷見せて。』


薬とガーゼを持って手当てをするため、そいつに近付く。


「来んな。こんくらい寝りゃ平気だから。」


そう言ってその男は保健室を出て行った。


何なのあいつッ…、怖いし変なところで笑うし…


『訳わかんねぇんだよーー!!』


残されたあたしは一人、保健室で雄叫びを上げていた。