とりあえず暇潰しのために、本を読もうとした時… 突然保健室のドアが音を立てて開いた。 あたしが驚いてア然としていると背の高い黒髪の男の子が、ずかずかと入って来て棚をあさり…何かを探している。 『えっ??ちょちょちょっ… どうしたの?怪我?あたし保健委員なんで… 手当ては出来ますけど…??』 ハッと我に返ったあたしは、急いで彼の元に行く。 とりあえず勝手に荒らされちゃあたしが困るからね。