『いえいえ、こちらこそわざわざありがとうございます』

とだけ書かれてました。


それから、私たちの交友が始まりました。


あれから、お互いの趣味が合うことを知り、その趣味についていろいろお互いのコメント欄に書き始めました。

さらに驚いたことに、この人は、私の近所に住んでいたのです。

歳も、私と同じで、とても誠実な人でした。


ある日、この人から

『映画のチケットが余ったので、一緒に行きませんか?』

と誘われました。


正直、私は迷いました。怖かったからです。


友達も『危ないから辞めといた方がいい』と言われました。


だから私は断りました。

返事は

『そうですか、わかりました』

と、淡々としたもので、私は正直、寂しいと感じました。