「そうか、**大学
目指してみる気になったか!

ちょうど来週に
オープンキャンパスがあるぞ。

申し込んどいてやるから
行ってくるといい」



自習と補習の合間に、
担任に進路の相談をした。



まだ“目指す”とまでは
気持ちは確定してない。



まぁ、受けるくらいなら…
っていう程度の前向きさだけど。


受かるかどうかも
わかんないしね(笑)



曖昧に愛想笑いしてたら、
「頑張れよ!」担任は
笑顔でガッツポーズした。



担任の勧めもあり、
せっかくだし、
オープンキャンパスに
参加することにした。




ヒオカ先生と元カノのことを
考えると、
不安で押し潰されそうになる。



だけど、
気持ちを抑えて
あたしは勉強に励んだ。







オープンキャンパスで
**大学に訪れた。



大学側の説明会が終わって、
オープンキャンパス終了。



校内を自由散策していいって
言うから、
あたしは、校内を
一人ウロウロした。



暑い…。


早く夏終わんないかな…。



古めの校舎が立ち並ぶ
広い大学内。




学生時代、
ヒオカ先生はここで
どんな風に過ごしていたのかな。



思いを巡らせながら一人歩いた。



だけど、トボトボと
足どりは重い。



ヒオカ先生の大学生時代…。



あたしも、千夏姉のアパートで、
二回くらいヒオカ先生に
会ったことがあるけど
(あんま覚えてないんだけど)、