瑠理は、花は好きだけど、花の名前に、興味はないのだ。

ひまわりが、名前がひまわりだから、好きになるわけではない。

ひまわりの花が、好きだから、好きになるのだ。

 瑠理だって、わかってる。

 こういうのは、へりくつだと言う事を。

 でも、なぜだろう。

 この、部分に関しては、こだわってしまう。

 なぜか、むきになってしまう…。


 うまく言えないけど、形式的なもの、表面的な形のもの、あんまり好きじゃないし、

 興味がない。

 だって、最初から決まってる物は、かわらないし、なんか、おもしろくないんだ。


 瑠理は、勇太と花の名前の話をしてから、なんでそう自分が思うのか、気になった。

 

      何かが、ひっかかる……。