その沈黙の中、克己が（沙織の好きな人）
「俺、人をはめるやつ大嫌いなんだ。この前、告白されたけど、お前とは、
付き合えない。今後、俺の事、好きとか、そういうのやめてくれる？
迷惑なんだ」
知らなかった…。沙織、克己に、告白してたんだ…。
痛い…。この克己の言葉は、痛かった…。
瑠理は、自分に向けられた言葉では、無かったけど、
本当に、この言葉が、痛かった…。
…私のせいもあるのかな…。
なんか、責任みたいなものを、感じた。
「…ごめん…。私、瑠理に嘘ついた。なんか、わかんないけど、嘘言ってた…。
本当に、ごめんなさい…」
沙織が、瑠理とみんなに、謝った…。
一件落着、なんてかんじではない…。
年上の雅也が、今後この話は、持ち出さない事を、みんなに約束させ、
解散した。
気持ちが、
重かった……。
