”ただ、愛されたかった…”

この頃の瑠理は、人間不信でした。

 でも、これは、病気になる前からかも、しれません。

 

 誰の事も信じてなかったと、思います。


 言葉には、出さなかったけど、外の世界が、怖くなっていました。


 自分の体は、不良品だ!とも、思っていました。




 携帯の電源も切り、備え付けの電話もコンセントを、抜いていました。


 外との接触を避け、プチひきこもり状態ですね…。


 退院してからは、そんな状態の日々。


 
 現実的に困ったのは、お金です。


 この時、お金の大切さが身に染みました。


 半年位、ひきこもってましたが、経済的にそういう訳にもいかず、

 
 アルバイトとか、始めました。


 中学を卒業して、働きに出た時より、勇気がいりましたね…。


 目の前の事を、一つ一つ、コツコツと前へ、進む努力をしました。


 本当に、普通の人の暮らし、いいえ、最低限食べていける暮らしまで…


 なんとか、そこまで本当にコツコツ頑張りました。


 時には、後退したりしながら……。