「瑠理、バカだね…本当に損な性格だよ!」

 ゆかりは、学の話しを聞き、瑠理にそう言った。


 「…うん。仕方ないじゃん。」


 「でも、学って、やっぱりいい加減だよ。ついこの前まで、

 調子のいい事言ってたんでしょ?」


 「うん、やり直そうって……」


 「あ~むかつく!」

 ゆかりは、運転しながら、そう言った。

 瑠理がゆかりを誘って、飲みに行く途中だった。


 お店に着いてから、ガンガン飲んだ。

 歌って、飲んで、だんだんみんなの声が遠くに聞こえてくる…。


 目が覚めたら、ゆかりの部屋だった…。

 途中、トイレで倒れて気を失ったらしい……。


 トイレの後の記憶が無い…。