りょうがラストのその日。
私は驚きの行動を取っていた。
自分でもビックリしてるくらい。

いつもより飲んだ私はフラフラ。
口も回らないし、真っすぐ歩けない。

『大丈夫?帰れる?』

そんな心配をされながら、エレベーターが来るのを待っていた。

『今日はありがとね!!!』

りょうが見送りに来てくれていた。

寂しかった私は君に抱き着いた。

酔っ払ってたからじゃないよ?

覚えてないって言ったのも嘘。

少しでも私を覚えていてほしかったの。
私を少しでも見てくれるように魔法をかけたの。

その魔法…
ちゃんとかかったかな?