大切な人を亡くしても〜未来へ〜




 アジサイは、降り注ぐ雨水を吸い込みながら、まるで微笑んでいるかのようだった。



 晴れ晴れとした心に、もう迷いはなかった。



 数年後の彼に、また会いたいから。



 私は、ひとりぼっちなんかじゃない。



☆END☆