こんな日が来ることは 知っていたはずなんだ。 知っていたはずなのに、 俺はなにを夢見てたんだ? アイツが悪くなっていくのは俺が一番近くで見ていたはずなのに… 側に居たはずなのに、 なんでだよ。 こんなのありかよ。 大切な人が苦しんでんのになにやってんだ俺は! 病院が目の前に近づいて来た。 「…死ぬな」 もうすぐ行くから もう一度、笑ってくれ。 「死ぬな!」 俺に黙って逝く気かよ。 そんなの許さねぇよ。