「…私は、どうすればいいの……?」 誰に言うでもなく、言葉がぽつりと口をついて出た。 どうすればいいの? どちらも私の家族にはかわりない。 でも、どちらも家族でないとも言えるんじゃないか。 だって、お母さんが死んでしまったのは、間違いなく私のせいだ。 私が、お母さんを殺したんだ。 敬人さんだって、私を憎んでいるんじゃないのか。