敬人さんは、私の大切な、本物の家族だ。 でも、だからといって、大斗さんたちが偽物というわけではない。 血はつながっていなくても、今まで記憶をなくした私の面倒を見てきてくれたのは間違いなく、大斗さんたち、九条家だ。