兄妹、初恋・・・



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「そして、私は気がついたら、病院のベッドの上にいた。そして、その横には、ほんとのひろ兄じゃなくて、大斗さんたちがいた…」


俯いたまま話す私の言葉を、二人は黙ったまま聞いていた。


そして私は絞めるようにこう呟いた。



「それから私は、大斗さんたちの家族として、過ごしてきた。何もかも忘れたままで…」