足早に学校へと向かっていると、後ろから声をかけられた。

「あっれぇ~?昨日の子じゃ~ん!!」
「昨日はどうも~」

こいつら、まさか昨日のナンパしてきたやつら!?
どうしよう、逃げなきゃっっ

そう思った私の腕を、片方の男がつかんできた。

「お~っと、今度は逃がすかよ」

ぎゃはは、と笑って私を引っ張った。


いやだ、助けて…


ひろ兄っ!!!