頭が熱を持ち始めているのがわかった。

持病の頭痛が出始める。

「どんな相手だか知らないけど、私はお断りよ!

どっかの会社で何をやっているんだか知らないけど、あんなヤツとお見合いをするんだったら一生独身でいた方がずっとマシよ!」

ガチャンと、私は乱暴に受話器を置いた。

お見合いの写真を封筒に入れると、丸めて生ゴミの袋に捨てた。

明日は、ちょうど生ゴミの日だ。

一緒に捨ててしまえばいい。

ゴミの種類が違おうが、そんなの関係ない。

「――痛ッ…」

久しぶりに爆発して、怒鳴り散らしたせいで頭が痛い。

私はすぐにベッドに横になった。