「な、なんだって?」 「まだ正式に通達が来たわけではありませんが凍結は時間の問題だと思われます」 「はぁ…」 深いため息をつく堺 「本来こういったお電話はできないのですが、堺様の預金額ですとこちらとしても無視はできません…差し出がましいかとも思いましたが、お電話させていただきました」 「そうなんですか」 「堺様、口座凍結を申し立てられた理由にお心当たりはありますでしょうか?」