廉につられて俺も小さく笑う。 「かもな!!」 さすがに後ろに本人いるし。 拳を俺に向かってつきだして、廉はにっこりと微笑むと拳を開きピースに変えて言う。 「翔太しくじんなよ!!」 「あぁ!!」 普通だったら、かっこいいシーンなんだが、あれ…なんか忘れてる。思い出した!! 「あ、廉………ちょっとお願いをしてもいいか??」 「ん??」 そして俺は廉に用件を伝えた。