変に怪物扱いされるのが嫌だったから。 現に小学生の頃、テスト全部100点とっただけで俺は怪物扱いを受けたし… 中学ん時もやっぱりテストは満点しかなくて、怪物扱いを受けた。 それ以来、少しは間違えるようにしている。 「話は終わった??」 肩を組むのを止めて夏美のほうに振り返る俺と廉に夏美が微笑みながら言う。 「あぁ、終わった」 俺は小さく苦笑いしながら夏美に言う。 「気を付けろよ、顔はあんなに美人だけどよ……中身は怪物かもしんないぜ」 俺の耳元で廉がささやく。