「お前は??」

「へっ?!」

「お前は何ていう名前??」

「1-・・・・」

「は??聞こえねえ」

「1-A桜美鈴」

言った!!言ったよ!!

「ふーん。ま、よろしく」

「・・・よろしく」

うわーなんか嫌味っぽい。

こんな奴と関わらなければよかった

今となってはもう遅いけど

「っていうかお前急がなくてもいいわけ??ま、俺はSクラスだからな」

「あぁぁぁ!!ぢゃあね!!えっと朝霧くん!!」

「あぁ」

手を軽く上げて後ろ姿が

なぜか寂しそうだった

っていうかどこ行くつもり?

ここで電車乗らなきゃ間に合わないよ?!

ていうか、なんで私がこんなに心配してんの!!

心配するのはじぶんでしょっ!!

急がなきゃ