授業が早速始まった。
全然、集中出来ん。
　先生がギャグ言ってるけど、まったく面白くないし、笑えん。

優花は、普通な顔をしてるし...。

佐藤なんか、めっちゃわらっとるし...

　長い長い授業が終わり、弁当の時間になった。
一緒に食べる奴なんか...
「おぃっ！！食べる奴おらんだら、俺たちと食べようぜ。」
声をかけてきたのは、佐藤結果のいとこと噂されとる、元気君だった。

「俺のこと、元気って呼んでいいからな。悠太は、携帯持ってるか？」
「うん。持ってる。」
「アド教えてやる。困ったことがあったら、いつでも相談してくれよ。」
結果と似ていて、兄さん的存在だなぁと思った。

「なぁ、元気。元気って、結果ちゃんのこと大好きなんだらぁ？」
元気の友達、大輔が言ったら、元気がお茶を吐き出し、
「大きい声で言うなよ！！」
へぇー、元気にも好きな人がおるんだぁと思って、
「結果って、モテるの？」
と聞いたら、
「すごいよ。１か月に１回は必ず告られてるし...。まぁ、優しいし、かわいいもんな。」
「結果は、好きな人いないらしいけど...。」