暫く待っていると、玄関の扉がガチャリと鳴ったのが聞こえて、急いで玄関に向かう。 「トモくん、おかえり!」 「グフフ、ただいま。」 「いつ帰ってくるかなー、って思ってたよ。ご飯は?」 「食べてないよ。腹減ったー。」 「じゃあ、すぐ準備するね。」 「うん。よろしく〜。」 少し眠そうなトモくんは、背中を丸めながら、のそのそと靴を脱いでいる。 (疲れてるよなぁ。早く寝かせよう。)