トモくんとチハルちゃん




−ピンポーン…



ご飯を食べ終わって、のんびりしていると、玄関のチャイムが鳴った。



「ままだ!」


「ほら、ママ来たよ。行こう?」


「うん!」



まぁくんと玄関まで走って、扉を開けるとお姉さんが立っていた。


「将樹、ただいまー!」


「ままー!」


勢いよくまぁくんが抱きついたと同時に、トモくんがまぁくんの荷物を持って、奥からやって来た。


「いい子だったよー。泣かなかった。」


「本当に?いい子だね〜、将樹は。ありがとね?せっかくの休みだったのに。」


「ううん。めっちゃ楽しかったし、大丈夫だよ。気にしないで。」


「本当に助かったよ。ありがとね。じゃあ、旦那帰って来るからそろそろ行くわ。」



抱っこされたまぁくんに手を振ろうとしたら、突然ほっぺにチューされた。


「チハルちゃんもトモくんもだいすき!」


「きゃー!ありがとう。私も大好き!」


「ばいばい!」


「「また来てね〜。」」



ブンブンと勢い良く手を振りながら、とうとうまぁくんは帰ってしまった。