「ん。ほら、おいでー。」 トモくんは両手を広げて、私をぎゅっと抱きしめてくれた。 「チハルちゃん、疲れた?」 「ん〜…。ちょっとだけ。」 「よしよし。相手してくれてありがとね。」 トモくんが優しく頭を撫でてくれたから、安心して瞼が重くなってきた。 「ううん。私こそ、ありがとう。」 「よし、寝よっか。」 「うん、おやすみ〜。」 トモくんの腕の中でぬくぬく。 心がぽっかぽかでドキドキする。 いつまでもこのドキドキが続くといいなぁ。