「あっちぃ〜…。」 「ふふ、汗かいてる。」 トモくんの、汗でくっついた前髪を 笑いながら直してあげると、 さっきまでのトモくんとは別人みたいに ふにゃり、と笑ってくれた。 「おー、ありがと。汗だくだぁ、俺。」 「暑いなら、アイス持ってこようか?」 「あ、うん。お願い〜。」 床に散らかっている服から、自分の服を選んで、着替えてから冷蔵庫に向かった。