しばらく唇を重ねていると、トモくんが

「うぅ…。スイッチ入ったかも。」

なんて、うるうるの瞳で言ってきた。



「スイッチ?まさか…。」


「チハルちゃんが、あまりにも可愛いから、その…、あの…、ムラムラ?する。」


ほっぺを赤く染めながら、俯き気味に言うトモくん。


私は、必殺技?のうるうるの瞳攻撃に耐えながら、トモくんの頭をぺしっと叩いた。



「いてっ!」


「こら。ムラムラする、とか言わないの。」


「わかったよぉ…。ここでは何にもしねぇから。怒らないで?」


「むむ……。“ここでは”?」


「うぅ…。チハルちゃんの意地悪!」




トモくんのスイッチは、突然ONになるので、ご注意を。