トモくんとチハルちゃん




本当にトモくんは、私への愛情表現や褒めたりする事に恥じらいがないから、困ってしまう。


優しい目で私を真っ直ぐ見つめて、ほっぺをムニムニするトモくん。なんて、愛しそうな顔をしてくれるんだろう。



「朝ごはん美味しかった。」


「フフ。本当に?嬉しいなぁ。」


「いつもありがとね。」



そう言うと、トモくんの顔が近づいてきて、そっと唇に触れた。いってきますのチューかな、なんて考えてたら、トモくんが小さく笑った気がした。



「じゃあ、そろそろ行くね。」


「うん。気をつけてね~。」



ヒラヒラと手を振るトモくんを見送って、私の一日も始まるのでした。