「チハルちゃん、はい。」 何やら楽しそうな声がして振り返ると、トモくんが毛布を持ってきてくれていた。 「わぁ。ありがとう。一緒に入ろう。」 「うん。チハルちゃんは冷え性だからねぇ。大変だ。足冷たい?」 「うん。ちょっと冷たかったけど、もう大丈夫だよ。…うーん。このまま寝ちゃいそうだなぁ。」 のそのそと隣に寝転がったトモくんが 「寝ちゃったら運んであげるから大丈夫。眠かったら寝ていいからね。」 なんて言うから、運べるかなー、って言ったらグフフと笑われてしまった。