トモくんは、私の方を向いて寝転んだ。 薄目を開けてみると、トモくんは自分の腕を枕にして、じぃーっと私の事を見ていた。 (…………………見てる?!) 完全に見てる!バレた?! それでも私は、1人でヒヤヒヤしながら寝たフリを続行。 (バレてませんように…。) 25歳になって、寝たフリでこんなにヒヤヒヤすると思わなかったー。大丈夫かなぁ?どうしよー…。 すると、そんな私の心配を吹き飛ばすような一言が降ってきた。