夜中に、ふと目が覚めた。



すると、いつも隣に寝ているはずのトモくんの姿がなかった。



「…あれ?」



布団にくるまったまま、右手を伸ばして時計を見ると、午前3時。



(待ってたら来るかぁ…。)



そして、薄く開きかけた目を閉じようとした時、遠慮がちにドアが開いた。