好きじゃない




バス停から学校まで一緒に行くのかと思ったら、木村は普通にあたしを置いて歩いて行った。






―――え?………ま、いっか…



あたしも一人で学校まで歩いた。







教室に着くと、華がもう来ていた。



なんとなく寂しい気分になってしまっていたので、華のところに行った。





「華おはよ」


「おはよう」




「あのね、あたし木村と付き合うことになったの…。」




華はこれを聞いて少し固まっていたけどすぐににっこり笑っておめでとう!!と言ってくれた。




―――おめでとう?なんで?




「悠里、木村のこと好きだったんでしょ?」



あたしが不思議そうな顔をしていたので、華が言った。




「えっ!?なんでわかったの!?」




誰にも言ってなかったのにいきなり好きだったんでしょ?と聞かれ驚いた。





「悠里見てたらわかるよ〜。だって、木村と話してる時の悠里、嬉しそうだし…だからすぐわかった。」



「す、鋭い…」



「まぁ半分は女のカンってヤツよ!!ははっ」




―――バレてたとかー…ま、いっか。