好きじゃない





「……」

「……」




やっぱり沈黙。




バスが走る音と他の乗客何人かの話し声がよく聞こえる。




―――返事しないとね…





「あのさ、木村…昨日のことなんだけど………」





あたしはいつになく小さな声で話した。





「………良いよ。」





少し目線を逸らして言った。






「…………」







―――あれ?反応が無い?






木村が何も言わないので恐る恐る向くと、あたしの方を見つめて小さく口を動かした。