好きじゃない



部室に戻り、着替えて、帰る用意をした。



「お疲れ〜!!また明日ね」

「うん!!ばいばーい!!」



明里と別れて、うつむき気味でバス停に向かった。





「はぁ…」





またため息をついた。





「何回ため息ついてんだよ。」





「はぁそんなの数えてないし………ってえっ!?」





横に木村が立っていた。




「なんであんたがここにいるの!?」




「悪いかよ?つか俺も方向同じだし、え?今さら!?」



「そうだったそうだった!!はははっ」




笑ったけど、多分ひきつってた。



だって会いたくないけど一番会いたかった人がすぐそこに。





「……」

「……」




―――何、この沈黙。





さっきからチラチラ木村を見るけど、何も言わない。


木村もあたしをチラチラ見てくるけど、やっぱり会話が無い。






しかもこういう時に限ってバスがなかなか来ない。