「あっ!!愛華だっ!!遅かったね~」
と亜由美が廊下から現れた愛華に言う。
「…姉貴、やっぱり傷痛む……?」
心配そうに愛華の顔を覗き込む潤。
「ううん。大丈夫よ。」
(本当なら入院してたんだろうけどね…(苦笑))
と愛華が内心思っていると、
潤はそんな事など当然しらず、
「そ?…なら、良いんだ。」
と安心していた。
「…あっ!!潤~!!てめぇ、
何抜け駆けしてn「抜け駆け?
え、姉貴には信哉さん居んじゃん?」
…旬の言葉に、尤もな事を言う潤。
「(ボソ…)…ったく、
あいつ(旬)は…。

お姉ちゃん、どうだった?」
最初の小声の言葉だけを見ると、
超怖い美瑠紅。
だが、その後の愛華に対する言葉は
超笑顔で言っていた。
…佐倉家の中で一番恐ろしいのは、
案外美瑠紅なのかもしれない…(旬談)