「大丈夫だよ、そんなに気にしなくてもさ。それとも、相原が好きなの?」


優花が悪戯にニヤリと笑う。


「ちっ違う違う!」


私は思いっ切り首を振って否定した。


「だったらいいじゃない。なっちゃんに任せよ?」


「うーん…」


なんだか腑に落ちない。

なっちゃんが仲裁してくれた所で、私への不信感はきっと拭えないと思う。


私がちゃんと本人に口で言わなきゃ駄目なんだ。


電話もメールも無視されているから、何も出来ないんだけれど…。


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