「俺は、別に周りにどう思われようが気にしない」 「なんで?」 彼女は不思議そうに小首を傾げる。 仰いだ深い闇の中に、いくつも星が見えた。 「赤の他人にどうこう言われたって、所詮は他人だから…興味ない。俺は俺だし、自分さえ分かってればそれでいい」 「へぇ…。大人だね」 「いちいち周り気にしてたら、結城 蓮なんてやってらんねぇよ」 「なんか芸能人みたいな言い方〜!」 そう言って、小田切はクスクスと笑う。 さらさらと木々が騒ぎ、心地良い風が髪を揺らした。 .