「あー!もうっ遅いよ!どこ行ってたの?」 家に入るなり、玄関には姉と… 「…綺麗?」 浴衣を着て、無邪気に笑うなつめがいた。 「どういうつもり?」 二人を交互に睨む。 だいたい想像はつくけれど。 「あんたねぇ、なつめちゃんに可愛いとか綺麗とか言えないわけ?」 「あ、いいんですよ。蓮は照れ屋だから」 「あーっもう、うっせぇよ。何なんだよ?!」 募る苛々に耐え切れず、声を荒げた。 二人は一瞬目を丸くして驚いたけれど、姉が深い溜息を吐いて。 .