「結城くん無責任過ぎる!」 廊下を曲がろうとした所で、そんな声が聞こえた。 ビクッとして思わず立ち止まる。 保健室の前で、結城くんと本川さんが話しているようだ。 私は気付かれないように壁にぴたりと張り付いた。 「…結城くんって、小田切さんの何なの?」 「は?」 突然出た私の名前に、冷や汗が噴き出す。 嫌だな…こういうの。 「聞いた話によればその傷、小田切さん庇って出来たんだって?」 本川さんの声に、はっとした。 なんで… .