笑顔で迎えてくれる校長。 食堂のおばちゃん。 元クラスメート。 黄色い歓声で迎えてくれる女子たちに、 「ありがとう。」 と、とびきりの笑顔を送る。 「ちょっとだけしぃー。」 凛が唇に指を当ててウィンクすれば、誰もいないかのように静かになった。 「最後に、行きたいところあるんだ。良い?」 「じゃ、そこで終了にしますか。」