「あぁ。一夜なら、さっき2年の女の人に連れてかれた。告白じゃね?」
なんですと。
「なんでもっと早く言わないんだよー!!」
「もう!舜ったらー。ちょっと抜けてるんだから。でもそんなトコも好きっ!」
げー。またイチャイチャし始めた…。
もうほっとこ。
「私、行ってくる!場所どこかわかる?!」
「おっ、久々にベクトル女の出番だね。頑張りなよ、椎!」
「告白だろうし、定番の屋上だろ。」
私はそれを聞いた瞬間立ち上がり、教室を飛び出した。
すれ違う人がみんな私を凝視するけど、
そんなの今の私には関係ない!
私には今、屋上への道しか見えないの!