家に帰って来たのは夜7時位。なんだか食欲もなくてご飯も食べずすぐお風呂に入った。
先生、起きてちゃんとおじや食べたかな?
先生のこと考えたくないのに、いつも先生が頭から離れないの。
だけど本当、先生の彼女さんたちは何をしてるのかな?
会うのはいつも外で、豪華な食事とかしてるのかもしれないね。
だから手作り久しぶりだったんだ、きっと。
私は付き合ってたころ、教師と生徒だったから外でご飯なんか食べれなくて…いつも会うのは先生の家か学校で。
いつも私がご飯作ってたから、料理上手になりたくてお母さんに料理教えてもらってた。
外でご飯を食べれなくても、外でデート出来なくても私は先生といれるのが幸せだった。
ただ、ただそれだけでよかった。
今日いたあの場所で、今日みたいな心地いい空間の中に先生といれるだけでよかったの。
気付けば私は涙が溢れていた。
先生の彼女さんたち、先生の大事なときに一緒にいてあげないのなら…先生から離れてよ。
先生を大切にしてあげて、先生の傍にいてあげて。
なんて思ってるのに、本当は先生を大切にしてあげるのは私。
先生の傍にいるのは私って思ってしまう
先生、辛いです。私。
先生、教えて下さい。
愛って、何ですか?
私の先生への気持ちは愛って呼べますか?

