それから先生は家に帰って、先生と話したりしてたらお弁当食べる時間もなくなって食べてないお弁当を持って教室に戻った
その後の授業は、頭に入らなくてずっと考えるのは先生のことばかり。
先生、大丈夫かな?
先生、ちゃんと寝てるかな?
そんなことばかり考えてる自分がなんか嫌で仕方なくて。
まだ先生を想ってる自分を実感して泣きたくなった
「桃!用事あるから今日先に帰るね」
「え?部活は?」
「休む。ごめんね、引退近いのに」
「いいけど、せっかく小テストなくなったから部活で話そうと思ったけど仕方ないね。」
「ごめんね、桃」
「いーえ、気を付けてね」
そう言い、桃と別れ学校を後にした。
家に帰り私服に着替え、スーパーによりおかゆの材料とか冷えピタとかりんごとか買った。
多分先生の家、何もないから。
………だけど、彼女さんたちの一人が材料とか買ってるかな。
必要、ないかもしれない。
まっ、沢山あったら置いて帰ろう。困らないよね、あっても。
大丈夫、そう自分に言い聞かせて先生の家の前まで来た。
アパートの2階、1番右端。
付き合ってるとき、何回か来たことがある家
合鍵が欲しくて、我儘言ったこともあったっけ
久しぶりに来た、緊張する。
1回、深呼吸してチャイムを鳴らした。

