「実はね…ずっと黙ってたんだけど…レイちゃんが捕まった時、レミが先に警察に言ったの」


『チクったって事…?』

「何かあたし達やレイちゃんがウリしてるの、
気に食わなかったみたいでさ…
あの子、全然指名入らなかったじゃん?
だから、あいつぜってぇー薬やってるムカつくしチクったるって…」


信じられなかった。
N女子からのたったひとりの友達だったのに。


『『大体、店に無理やり誘ったのもレミでしょ…っ!』』


一瞬でレミが大嫌いになった。

幸い、番号を変えてから連絡してない。

二度と会いたくなかった。


『ミナト…教えてくれてありがと。』

つかさが口を開いた。
「最低ーだな。あのブス。薬止めさせるなら
もっと別のやり方あんだろ…」

『いいの。だって今はみんながいるから』


レミーっ!と言ってみんながハグしてくれた。

みんなみんな、大好きだった。