そこから、隣の小学校の生徒も入り中学校へ進学した。

私も小学校高学年から、オシャレに目覚め、ファッションやメイクを始めた。スカートを短く折って、アイラインを引き透明なマスカラをつけ、教師に叱られない程度に頑張った。

それでも、いじめは続いた。
誘われて入ったソフトボール部では、顔面にボールをぶつけられる…
きちんと並べた先輩のグローブをグチャグチャにされ、私だけが叱られる。
言ってもいない悪口を言い回され先輩にも白い眼で見られる。

味方はいなかった。
だって私の味方につけば一緒に虐められるから。
一学期耐えたけれど、クラスでも学年でも虐めは続いて、学校に私の居場所はなかった。

段々と、学校に行く前に体調が悪くなることが多くなった。
休む日や、保健室で過ごす時間が増えた。

二学期から、水泳部に転部した。

泳ぐのは苦手だけど、少人数だから頑張れた。

虐めは終わる事がなかった。

中学2年生の後半あたりから、知らないうちに何かがやってあると言う、『ちょwそれ魔法?w』みたいな現象が現れた。
やった覚えのない宿題がやってある。
部屋が整頓してある。

最初はそれが便利だった。
不思議だけど、怖くは感じなかった。

病の始まりだとは、思いもしなかった。