「これは何だ?」

『知らないよ!誰かが何か変なもん入れたんじゃないの!?』

「変なもんなんて誰も言ってないぞ。調べさせてもらう」

試験管の中に青い液が入っていて

「これがもし赤に変わったら麻薬な」

コカインを入れて試験管の液体は赤に変わった。

「神谷。もう嘘をつくのはやめろ。どんどんボロが出るだけだ。これは麻薬だろう?」

『『人生終わった…』』
『コカイン』

「腕見せろ」

注射痕だらけだった。

「シャブか?」

『うん』

泣きながら尿検査をした。結果は勿論、陽性。

終わったと思った瞬間から涙と嗚咽が止まらなかった。

証拠写真も撮られ、
あたしとエリは拘置所に入れられた。

レミは笑顔で帰りやがった。