何とかその場は仲直りしたけど

溝は深まるばかりで
気持ちは離れて往くだけだった。


変わり映えの無い日々に、あたしが飽き始めたのもきっとある。


夏が終わろうとしていた。




リュウが地元に帰ることになって

あたしは焦った。


当たり前に一緒にいると思っていた人が
いなくなってしまう。


マタ、棄テラレル。

一人ワ嫌イ。



誰もあたしを必要としてくれないなら
生きる意味なんてきっと何処にもない。