「あんさ、俺ら付き合わない?」 「え一……」 放課後の教室。 たまたま親友の優子を待っていた。 あたしの隣の席の男の子で、このクラスで一番仲が良い男の子。 見たことがない顔。 夕日のせいか、少し赤らんだ顔。 ドキン一… 心臓が小さく揺れた。