「ねえ、和?私たちいつ逢えるかな?」

「明日はどうかな?」

明日?明日は、まだ仕事が始まらないから大丈夫か。

「私は大丈夫。そっちこそ仕事は?」

「俺は、土日休みだから。」

そっか、今日は金曜日か・・・。

私の初出勤は、

再来週。今日、東京に着いたばっかりだし、

家の片づけだってあるしね。

「わかった。じゃあ、明日、和の家に行ってもういいかな?」

「いいよ。じゃあ、午後2時でいい?」

午後2時か。。。それまで、待てるかな。

「わかった。じゃあ、明日2時に行くね。」

「了解~」

和が電話に出た瞬間

私たちの関係はもう終わったと思った。

だって、

和は、私の知らない女の人と居るんだよ?

和が、電話に出る前に焦ってたよね?

私が東京に居るって言ったら、

もっと焦ってたよね?

だから、

確信したんだ。

和の心は、

もう、私には向いてないんだ。って

諦めたくないよ。

でも、和のためにも諦めなきゃいけないのかもしれない。

でも、このことは、

明日、和と話してから、

決めようと思う。

もしも、私の勘違いだったら、

高校生の時みたいに、

ラブラブ出来るかもしれないし・・・