~由美~


和愛してるよ。

愛してる、

愛してる、

和優しい顔で、

微笑んでる。



=放課後=

「由美!」

名前を呼んだのは、

菜穂と菜々だった。

「久しぶりに、一緒に帰ろうよ!」

菜穂が言った。

久しぶりに、、、

もう、一緒に帰られなくなるし、

一緒に帰ろうかな。

「うん!帰ろっか!あっ!買い物して行かない?」

ワタシ達は、

渋谷に買い物に行った。

「菜穂!菜々!これさ、3人のオソロで買おうよ!」

「うん!いいね!!」

ワタシ達は、

オソロイの、

ストラップ・ぬいぐるみ

色違いの、

シュシュ・ヘアゴム

を買った。

「今日は、楽しかったね!」

ワタシはそう言って、

決心した。

「菜穂。菜々。」

「どうしたの?いきなり。」

菜々が不思議そうに聞いてきた。

「ずっと、ずっと言いたかったんだけど、

実は、11月に、新潟に行くんだ。」

「11月って来月じゃん!」

菜穂は驚いて言ってきた。

「だから、今日、オソロイの物、、、」

菜々は、少し悲しい顔をして言った。

「うん、、、」

「何!2人共そんな顔して!!」

菜穂は、無理に笑ってワタシ達を励ましてくれた。