My memory

そのお医者さんの言葉を聞いたとき

いままでお母さんがいた生活が当たり前だったのに

いない生活が当たり前になる

そんな毎日が続いてしまうんだと

そう考えたら涙がでてきた

お母さんがいない そんな毎日なんて考えられないと

涙をながしているとき、お父さんが背中をさすってくれた

弟のかけるも私の手をにぎってくれていた

わたしはそのとき5歳。かけるは3歳だった

お母さんの死をよく理解できたと不思議に思う

私がないているときお父さんが私に言った

「お母さんは天使になったんだよ」

「天使になって空のうえでみてくれているから」